マグノリアの木マグノリアのき
霧がじめじめ降っていた。 諒安は、その霧の底をひとり、険しい山谷の、刻みを渉って行きました。 沓の底を半分踏み抜いてしまいながらそのいちばん高い処からいちばん暗い深いところへまたその谷の底から霧に吸いこまれた次の峯へと一生けんめい伝って行き …
作品に特徴的な語句
むこ 表面ひょうめん かし がわ ぜん かわ たい いそ 疫病やくびょう 一度いちど ちち にわ つめ きざ におい たい いわ 彫刻ちょうこく やわ あわ 立派りっぱ こま だれ かる 頂上ちょうじょう のぼ 黄金きん 丁度ちょうど 世界せかい 仕方しかた つた たお 傾斜けいしゃ まった ところ にお さけ 地面じめん ゆめ 太陽たいよう 子供こども 寂静じゃくじょう 密林みつりん とうと 山羊やぎ みね 峯々みねみね がけ みき そこ 度々たびたび かげ うやうや いき まど かん 慳貪けんどん ある 折角せっかく 断食だんじき 新鮮しんせん 景色けしき くら 木立こだち えだ 枯草かれくさ こずえ つぎ 氾濫はんらん あせ くつ かわ 沿 およ なが 浮遊ふゆう 液体えきたい ふか わた わた しげ ただよ よど 灌木かんぼく 琥珀こはく 瓔珞ようらく ぴき