“恭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うやうや78.8%
うや/\12.5%
うやう2.1%
うやま1.3%
きょう1.3%
うやうやし0.8%
きよう0.8%
つつし0.8%
つゝし0.8%
かたじ0.4%
やすし0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それへ恭(うやうや)しく木柱が立てられると、そこで祭りの庭のすべての体(てい)が整うてきたと共に、今宵の祭典の意義も充分に明瞭になりました。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
言はれて内室(ないしつ)に入(はひ)つて見ると成程(なるほど)石は何時(いつ)の間(ま)にか紫檀(したん)の臺(だい)に還(かへ)つて居たので益々(ます/\)畏敬(ゐけい)の念(ねん)を高(たか)め、恭(うや/\)しく老叟を仰(あふ)ぎ見ると、老叟
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
その頃はマダ葵の御紋の御威光が素晴らしい時だったから、町名主は御紋服を見ると周章(あわ)てて土下座(どげざ)をして恭(うやう)やしく敬礼した。
すつと入りて座につきたまへば、二人は恭(うやま)ひ敬(つゝし)みて共に斉しく頭を下げ、少時上げも得せざりしが、嗚呼いぢらしや十兵衞が辛くも上げし面には
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
新しく来た恭(きょう)子という娘は、きっちりしたいい子です。真面目な、丁寧な、いくらかヤスに似た俤のあるいい子です、心に厚みがあります。
宮はやうやう面(おもて)を向けて、さて淑(しとやか)に起ちて、恭(うやうやし)く礼するを、唯継は世にも嬉しげなる目して受けながら、なほ飽くまでも倨(おご)り高(たかぶ)るを忘れざりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
遠恥、名は恭(きよう)、号は小蓮(せうれん)、鈴木氏、修(しう)して木(ぼく)と云つた。所謂木芙蓉(ぼくふよう)の子である。仲彜は越後国茨曾根(いばらそね)の人関根氏であるらしい。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
又国に僧(ほふし)尼無し、是に於いて汝が父多須那(たすな)、橘豊日(たちばなのとよひの)天皇(用明天皇)の為に出家(いへで)し、仏法を恭(つつし)み敬(ゐやま)ひたり、又汝が姨(をば)島女(しまめ)初めて出家して、諸尼の導者(みちびき)として、釈教(ほとけのみのり)を修行(おこな)ふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
夫れ大人(ひじり)の制(のり)を立つる、義(ことわり)必ず時に随ふ。苟(いやしく)も民に利(くぼさ)有らば、何ぞ聖造(ひじりのわざ)に妨(たが)はむ。且(ま)た当(まさ)に山林(やま)を披払(ひらきはら)ひ宮室(おほみや)を経営(をさめつく)りて、恭(つゝし)みて宝位(たかみくらゐ)に臨み、以て元元(おほみたから)を鎮むべし。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「これは、お口添で恭(かたじ)けない、十二月四日ともなれば、江戸も寒いなあ、平次親分」