“うやうや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
75.3%
恭々12.4%
敬々8.8%
1.2%
1.2%
恭〻0.8%
恭恭0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢場にはすでに弓道師範日置へき流に掛けては、相当名のある佐々木源兵衛が詰めかけていたが、殿のおでと立ちいでてうやうやしく式礼した。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼らの尊敬しないものは何があったろう? その番組にたいしても、酒杯にたいしても、自分自身にたいしても、みな恭々うやうやしかった。
そんな敬虔けいけんな筒井の眼のつかい、手の敬々うやうやしい重ねようはこのみ仏をまもるには、筒井より外にその人がらがありそうも覚えなかった。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
爾迦夷るかいすなわ両翼りょうよくを開張し、うやうやしくくびを垂れて座をはなれ、低く飛揚ひようして疾翔大力を讃嘆さんたんすること三匝さんそうにして、おもむろに座に復し、拝跪はいきしてただ願うらく、疾翔大力、疾翔大力
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
うやうやしく、うながす。もっぱら常務に敬意を払って、マニ教を自宅のように心得たなれなれしさ。するとノブ子がツと進みでて、常務の靴のヒモをときはじめる。
現代忍術伝 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
レザールは恭〻うやうやしく立ち上がったが
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
みんなは外へ出て恭恭うやうやしく僕等の方を拝んだり、降って来た魚を押しいただいていたよ。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)