“かたじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
63.0%
34.8%
堅地1.1%
1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ、かたじけのうございます。匿まって下さるのだったら、なんで庵主さまのおいいつけに背きましょうか、どうも有難うございます」
鍵から抜け出した女 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「かくなる上は仰せに従い、いかにも駕籠にも乗りましょう。木曽までお送り願いましょう、かたじけのうござるぞ、如来衛門殿!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
塗りにも、塗り方は、堅地かたじ泥地どろじとあって、堅地は砥粉地とぎこじ桐粉地きりこじとあり、いずれもいで下地したじを仕上げるもの。上塗うわぬりは何度も塗って研磨して仕上げるものです。
「これは、お口添でかたじけない、十二月四日ともなれば、江戸も寒いなあ、平次親分」