“枝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えだ81.2%
13.2%
3.9%
1.1%
ゑだ0.3%
エダ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天気てんきのよくないは、あたりがくらく、がいっそうみじかいようにおもわれたのです。小鳥ことりがぬれながら、あちらのえだにとまりました。
おきくと弟 (新字新仮名) / 小川未明(著)
春の頃野山の樹木きゞの下は雪にうづもれたるもこずゑは雪のきえたるに、シガのつきたるは玉もて作りたるえだのやうにて見事なるものなり。
竹管ちくかんをもって托鉢たくはつする者は、誰でも宿泊できるが、弦之丞は京都寄竹派きちくはの本則をうけているので、この寺とはまったくの派違いだ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乙の類 延、要、曳、叡、江、吉、枝、兄、柄(これは「」「」「」「フエ」「ヌエ」「吉野エシヌ」「キエ」「タエ」「コエ」等に用いられる)
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
ありしは何時いつの七せき、なにとちかひて比翼ひよくとり片羽かたはをうらみ、無常むじようかぜ連理れんりゑだいきどほりつ、此處こヽ閑窓かんさうのうち机上きじやう香爐かうろえぬけふりのぬしはとへば、こたへはぽろり襦袢じゆばんそでつゆきて
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
要するに「エダ芝居」と大阪で言ふ種類の物が、第一流として一二ある外は、関東の「おでゞこ芝居」、大阪の「こじき芝居」と称せられる宮芝居風のものであつた。
芝居の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)