歌よみに与ふる書うたよみにあたうるしょ
仰の如く近來和歌は一向に振ひ不申候。正直に申し候へば萬葉以來實朝以來一向に振ひ不申候。實朝といふ人は三十にも足らでいざ是からといふ處にてあへなき最期を遂げられ誠に殘念致し候。あの人をして今十年も活かして置いたならどんなに名歌を澤山殘したかも …
作品に特徴的な語句
おほせ こだは しよう はな いほ あし ことさ かへつ かか ことごと およそ あなが 撞著どうちやく つまびらか 不申まをさず 佳什かじふ 佶屈きつくつ 内外うちと つら かつ 地口ぢぐち 守株しゆしゆ もつと 慷慨かうがい 懾伏せふふく がう 濶眼くわつがん 糟粕さうはく 自惚うぬぼれ ねぶ いちじる 蓼太れうた 藻汐もしほ 被思おもはれ 被考かんがへられ 讒謗ざんばう 間敷まじき 韜晦たうくわい 不盡ふじ 几董きとう 劍槍けんさう 去年こぞ 呵成かせい もと さかん おびただ 後鴻こうこう 忖度そんたく あたか など つたな 日來ひごろ 春海はるみ そま 法螺ほら 泥龜すつぽん 流行はや 海人あま 瑣細ささい きず 矢鱈やたら 祈晴きせい やや 端唄はうた 箇樣かやう 籠絡ろうらく 罌粟けし ののし 罵詈ばり いささ あま 被成なされ ことば そし あがな 贅物ぜいぶつ 躬恒みつね とて うつ 野暮やぼ 長閑のどか 間敷まじく ねや あられ 頃日けいじつ 餘唾よだ おご
題名が同じ作品
歌よみに与ふる書 (新字新仮名)正岡子規 (著)
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名)正岡子規 (著)