“贅物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜいぶつ81.8%
ぜいもつ9.1%
シュペルフリュ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此歌萬葉時代に流行せる一氣呵成かせいの調にて少しも野卑なる處は無く字句もしまり居り候へども全體の上より見れば上三句は贅物ぜいぶつに屬し候。
歌よみに与ふる書 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
復讐ふくしゅうとなる以上は、家財も贅物ぜいもつと、二束三文に売り払い、それが尽きたとなっても、まだ吉良を討つなどという事は、何日いつの事だか、見当もつかない有様。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の言葉によると世にもいみじき『贅物シュペルフリュ』だったとのこと——おおかた彼の語彙ごいでは、この言葉が最高度の完璧を意味しているのであろう。