“鼻升”の読み方と例文
読み方割合
びしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾妻座は別格で九蔵(後の団蔵)、訥子、真砂座に中村福円、坂東太郎。常盤座は坂東雛輔ひなすけ、市川鼻升びしょう、同紅車。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
今年の五月、菊五郎一座が水戸みとへ乗込んだとき。一座の鼻升びしょう、菊太郎、市勝いちかつ五名は下市しもいち某旅店ぼうりょてん(名ははばかつてしるさぬ)に泊つて、下座敷したざしきの六畳のに陣取る。
雨夜の怪談 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)