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黙思
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もくし
ふりがな文庫
“
黙思
(
もくし
)” の例文
なお、はるかにあなたの
野
(
の
)
のはてには、一
抹
(
まつ
)
、
霞
(
かすみ
)
のように白い
河原
(
かわら
)
がみえる。あとは、西をあおいでも、北を見ても、うっすらした
山脈
(
さんみゃく
)
のうねりが
黙思
(
もくし
)
しているのみだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かくては自分の名声とやらは
喧伝
(
けんでん
)
されるにきまっているが、彼は今、決してそんなものを求めていなかった。むしろ、もっと独りの
沈潜
(
ちんせん
)
と、独りの
黙思
(
もくし
)
とを必要としている。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
黙思
(
もくし
)
久しかった。勝家の望みとしていた項目にベタベタ墨が引かれているからである。けれど、秀吉は自分へ割りあてられて来た
江州
(
ごうしゅう
)
坂本の知行分にも自分で棒を引いて消していた。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
黙
常用漢字
中学
部首:⿊
15画
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
“黙”で始まる語句
黙
黙然
黙祷
黙々
黙契
黙阿弥
黙劇
黙止
黙頭
黙言