黄色こうしょく)” の例文
見るものはただち黄色こうしょくを帯びたる淡く軟かき緑色りょくしょくとこれに対する濃きみどりあいとの調和に感じまた他の一作洲崎弁天海上眺望の図においては黄色と橙色とうしょくとの調和を
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
見渡す限り果知らぬ老杉ろうさんの大森林は、むら雲のモクモクと湧上る形で、枝に枝を交え、葉に葉を重ね、日向ひなた黄色こうしょくに輝き、蔭は深海の水の様にドス黒く淀んで
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
三、バックウォータ卿 デスボロ(黄色こうしょく帽、袖同色)
洲崎弁天の図は黄色こうしょく橙色とうしょくとの濃淡を以てしたる家屋堂宇のためによく日光の感覚を現し得たれども
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
藍は藍がかりし雪の色(即ち明快なる藍)および空の黒さ(即ち濁りし藍)及び桃花とうかを照す月色げっしょく(即ち紅味を帯びたる藍)なり。黄色こうしょく蜂蜜はちみつの色(即ちあかる黄色きいろ)の如し。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
清くも澄みし黄色こうしょく橙紅色とうこうしょくの目ざましや。