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麗姿
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れいし
ふりがな文庫
“
麗姿
(
れいし
)” の例文
被衣
(
かずき
)
を脱ぐ二人の
上﨟
(
じょうろう
)
めいたしなやかな手から
霰
(
あられ
)
がこぼれた。——住蓮も安楽も、その
匂
(
にお
)
わしい
麗姿
(
れいし
)
に眼をそむけた。見ているには、あまりに美し過ぎるからである。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして
紺碧
(
こんぺき
)
の空へ、雄大なる
芙蓉峰
(
ふようほう
)
の
麗姿
(
れいし
)
が、きょうはことに
壮美
(
そうび
)
の
極致
(
きょくち
)
にえがきだされた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
内匠頭の死後から今日迄、およそ二十一ヵ月——その間にこの人の
面
(
おもて
)
からは、あらゆる希望が消えていた。水々しかったあの頃の
麗姿
(
れいし
)
から思うと、頬や肩の肉さえ
傷々
(
いたいた
)
しいほど
削
(
そ
)
ぎとられていた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“麗姿”の意味
《名詞》
麗姿(れいし)
麗しい姿。端麗な姿。
(出典:Wiktionary)
麗
常用漢字
中学
部首:⿅
19画
姿
常用漢字
小6
部首:⼥
9画
“麗”で始まる語句
麗
麗人
麗々
麗景殿
麗卿
麗質
麗朗
麗姫
麗娟
麗艶