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鷁首
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げきしゅ
ふりがな文庫
“
鷁首
(
げきしゅ
)” の例文
舷
(
ふなばた
)
は
藍
(
あい
)
、
萌黄
(
もえぎ
)
の翼で、
頭
(
かしら
)
にも尾にも
紅
(
べに
)
を塗った、
鷁首
(
げきしゅ
)
の船の屋形造。
玩具
(
おもちゃ
)
のようだが四五人は乗れるであろう。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
舷
(
ふなばた
)
は
藍
(
あい
)
、
萌黄
(
もえぎ
)
の翼で、
頭
(
かしら
)
にも尾にも
紅
(
べに
)
を塗つた、
鷁首
(
げきしゅ
)
の船の
屋形造
(
やかたづくり
)
。
玩具
(
おもちゃ
)
のやうだが四五人は乗れるであらう。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
……
鷁首
(
げきしゅ
)
の船は、其の島へ
志
(
こころざ
)
すのであるから、竜の口は近寄らないで済むのであつたが。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
やがて壇に登るべき
立女形
(
たておやま
)
に対して
目触
(
めざわ
)
りだ、と逸早く
取退
(
とりの
)
けさせ、
樹立
(
こだち
)
さしいでて蔭ある水に、例の
鷁首
(
げきしゅ
)
の船を
泛
(
うか
)
べて、半ば紫の幕を絞った
裡
(
うち
)
には、鎌倉殿をはじめ、客分として、県の顕官
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
底知れずの水に浮いた
御幣
(
ごへい
)
は、やがて壇に登るべき
立女形
(
たておやま
)
に対して
目触
(
めざわ
)
りだ、と
逸早
(
いちはや
)
く
取退
(
とりの
)
けさせ、
樹立
(
こだち
)
さしいでて
蔭
(
かげ
)
ある水に、例の
鷁首
(
げきしゅ
)
の船を
泛
(
うか
)
べて、
半
(
なか
)
ば
紫
(
むらさき
)
の幕を絞つた
裡
(
うち
)
には、鎌倉殿をはじめ
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“鷁首”の意味
《名詞》
鷁首 (げきしゅ、げきす)
鷁の首。
鷁の首を船首に彫りこんだ船。
(出典:Wiktionary)
鷁
漢検1級
部首:⿃
21画
首
常用漢字
小2
部首:⾸
9画