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鵝鳥
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がちょう
ふりがな文庫
“
鵝鳥
(
がちょう
)” の例文
彼は髪を乱して腰に垂れ、麻の帯をしめて
蓑
(
みの
)
を着て、手に大きい袋を持っていた。袋のなかにはたくさんの
鵝鳥
(
がちょう
)
や鴨の鳴き声がきこえた。
中国怪奇小説集:17 閲微草堂筆記(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
屋根で
鵝鳥
(
がちょう
)
が鳴く時は、波に
攫
(
さら
)
われるのであろうと思い、板戸に馬の影がさせば、修羅道に
堕
(
お
)
ちるか、と驚きながらも
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「まず
吼
(
ほ
)
えてみろ。ブウと鳴くようならお前は豚じゃ。ギャアと鳴くようなら
鵝鳥
(
がちょう
)
じゃ」と。他の賢者はこう教えた。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
と、一方の
簾
(
すだれ
)
を排して、客間の
鵝項椅
(
がこうい
)
(
鵝鳥
(
がちょう
)
の首の付いた
椅子
(
いす
)
)へ呉用を
請
(
しょう
)
じ、そして、いんぎんに訊ね出した。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ええ顔を洗うたんびに
鵝鳥
(
がちょう
)
が
絞
(
し
)
め殺されるような声を出す人でござんす」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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屋根で、
鵝鳥
(
がちょう
)
が鳴いた事さえあると聞く。家ごと霞川の底に沈んだのでなかろうか。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“鵝鳥”の意味
《名詞》
鵝 鳥 (がちょう)
野生の雁を飼いならしてつくられた家禽。
(出典:Wiktionary)
“鵝鳥(ガチョウ)”の解説
ガチョウ(鵞鳥、鵝鳥、家雁、en: Domestic goose、fr: oie)は、カモ目カモ科ガン亜科の鳥。雁の仲間。家禽。白い姿はアヒルに似ているが互いに別の種。
(出典:Wikipedia)
鵝
漢検1級
部首:⿃
18画
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“鵝”で始まる語句
鵝
鵝毛
鵝島
鵝筆
鵝鴨
鵝卵石
鵝項椅