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鳳輦
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みこし
ふりがな文庫
“
鳳輦
(
みこし
)” の例文
賢所
(
かしこどころ
)
の神器を、玉体にお添えし、
鳳輦
(
みこし
)
へと、お
急
(
せ
)
き立てはしたものの、それをかつぐ
駕輿丁
(
かよちょう
)
の者はいず、ぜひなく、衛府の士が前後を
担
(
にな
)
いまいらせる。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とは、古典にみえる
浩嘆
(
こうたん
)
であるが——この炎をうしろに、叡山東坂本へと落ち行った
鳳輦
(
みこし
)
の
供奉
(
ぐぶ
)
の人々にしても、それぞれの感や反省の
傷
(
いた
)
みに、足も心もそぞろであったに違いあるまい。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、急に
独
(
ひと
)
り
言
(
ごち
)
して、
鳳輦
(
みこし
)
のおそばへ走ってゆき、あたりの公卿へこう告げた。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“鳳輦”の解説
鳳輦(ほうれん)は、「屋根に鳳凰の飾りのある天子の車」を意味する言葉で、日本においては、古くから、天皇の正式な乗り物を意味するほか、現代では神社の祭りなどに使われる、鳳凰の飾りがある神輿を意味する。
(出典:Wikipedia)
鳳
漢検準1級
部首:⿃
14画
輦
漢検1級
部首:⾞
15画
“鳳”で始まる語句
鳳凰
鳳仙花
鳳雛
鳳眼
鳳
鳳梨
鳳凰堂
鳳翔
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鳳凰山