“鳥部野”の読み方と例文
読み方割合
とりべの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥部野一片のとなって御法の風に舞い扇、極楽に歌舞の女菩薩一員増したる事疑いなしと様子知りたる和尚様随喜の涙をされし。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
い、と思いだしたら居たたまれぬようなものがある。ここは名からして羅刹谷であり、多くの死者が眠っている鳥部野もほど近い。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鳥部野の煙絶ゆる時なく、仇し野の露置くにひまなき、まゝならぬ世の習はしに漏るゝ我とは思はねども、相見ての刹那に百年の契をこむる頼もしきなきにもあらぬ世の中に、いかなれば我のみは
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)