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鳥部野
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とりべの
ふりがな文庫
“
鳥部野
(
とりべの
)” の例文
鳥部野
(
とりべの
)
一片の
烟
(
けむり
)
となって
御法
(
みのり
)
の風に舞い扇、極楽に歌舞の
女菩薩
(
にょぼさつ
)
一員
(
いちにん
)
増したる事疑いなしと様子知りたる
和尚様
(
おしょうさま
)
随喜の涙を
落
(
おと
)
されし。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
恐
(
こわ
)
い、と思いだしたら居たたまれぬようなものがある。ここは名からして羅刹谷であり、多くの死者が眠っている
鳥部野
(
とりべの
)
もほど近い。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鳥部野
(
とりべの
)
の煙絶ゆる時なく、仇し野の露置くにひまなき、まゝならぬ世の習はしに漏るゝ我とは思はねども、相見ての刹那に
百年
(
もゝとせ
)
の契をこむる頼もしき
例
(
ためし
)
なきにもあらぬ世の中に、いかなれば我のみは
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
「大蔵、
鳥部野
(
とりべの
)
へ出るな、こうまいると」
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“鳥部野(
鳥辺野
)”の解説
鳥辺野(とりべの)は、京都市の一地域を指す地域名。鳥部野、鳥戸野とも書く。平安時代以来、葬送の地として『源氏物語』や『徒然草』に登場し、藤原道長も同地で荼毘に付されたという。「東の鳥辺野」、「西の化野」、「北の蓮台野」が京の三大葬地と呼ばれる。
一条院皇后宮が埋葬された地も鳥辺野の南とされ、宮内庁により京都市東山区今熊野泉山町の泉涌寺境内北の鳥戸野陵に治定されている。
(出典:Wikipedia)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“鳥部”で始まる語句
鳥部寺
鳥部