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鰐足
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わにあし
ふりがな文庫
“
鰐足
(
わにあし
)” の例文
悄然
(
しょうぜん
)
として呟く
紺背広
(
こんせびろ
)
の技師の一歩前で、これはまた
溌剌
(
はつらつ
)
とした栖方の坂路を降りていく
鰐足
(
わにあし
)
が、ゆるんだ
小田原提灯
(
おだわらぢょうちん
)
の巻ゲートル姿で
泛
(
うか
)
んで来る。
微笑
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
足の構えは、
鰐足
(
わにあし
)
になった。目は
爛々
(
らんらん
)
ときらめき全身に強烈な、兇暴の気が漲った。まるで、
狼
(
おおかみ
)
が、いけ
牲
(
にえ
)
に最初の一撃を与えようとして、牙を現し、逆毛を荒立てたかのようである。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
著
(
き
)
ている燕尾服が熊の毛色そのままで、袖も長ければズボンも長く、おまけに
鰐足
(
わにあし
)
でドタバタと外輪に歩いて始終、
他人
(
ひと
)
の足を踏んづけるのだから、いよいよ熊そっくりということになる。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
鰐
漢検準1級
部首:⿂
20画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“鰐”で始まる語句
鰐
鰐口
鰐魚
鰐鮫
鰐皮
鰐淵寺
鰐淵
鰐水
鰐寺
鰐首