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鯨飲
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げいいん
ふりがな文庫
“
鯨飲
(
げいいん
)” の例文
旧字:
鯨飮
カストリ焼酎などという何が何やら、わけのわからぬ奇怪な飲みものまで躍り出して来て、紳士淑女も、へんに口をひんまげながらも、これを
鯨飲
(
げいいん
)
し給う有様である。
酒の追憶
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
是
(
こ
)
れが以前のような大酒では迚も助かる道はないが、幸に今度の全快は近年節酒の
賜
(
たまもの
)
に相違ないと
云
(
いっ
)
たのを覚えて居るから、私が生涯
鯨飲
(
げいいん
)
の全盛は
凡
(
およ
)
そ十年間と思われる。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
鯨飲
(
げいいん
)
すると、心の窓がひらけ、自然、からりと気が晴れるらしい。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一隅に
割拠
(
かつきよ
)
したる五六の猛士、今を盛りの
鯨飲
(
げいいん
)
放言
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
お静は驚いて、その
鯨飲
(
げいいん
)
振りを眺めました。
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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元気な船長といっしょに
鯨飲
(
げいいん
)
していた。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
ソレは
扨
(
さて
)
置き、私の摂生は明治三年、三十七歳大病の時から一面目を改め、書生時代の乱暴無茶苦茶、
殊
(
こと
)
に十年間
鯨飲
(
げいいん
)
の悪習を廃して、今日に至るまで前後凡そ四十年になりますが
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
鯨
常用漢字
中学
部首:⿂
19画
飲
常用漢字
小3
部首:⾷
12画
“鯨”で始まる語句
鯨
鯨波
鯨幕
鯨油
鯨骨
鯨狼
鯨音
鯨船
鯨鱷
鯨帯