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魘
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うなさ
ふりがな文庫
“
魘
(
うなさ
)” の例文
しかし彼は、余りに米が沢山にあるので、貧乏人の子が黄金の中へ寝かされたように、少しとろとろとすると
魘
(
うなさ
)
れていた。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
夜は
深
(
ふ
)
けて
一際
(
ひときわ
)
しんと致しますと、新吉は何うも寝付かれません。もう
小一時
(
こいっとき
)
も
経
(
た
)
ったかと思うと、二畳の部屋に寝て居りました馬方の作藏が
魘
(
うなさ
)
れる声が
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と、その時まで黙々として、要介たちに従いて来ていた源女が、恐ろしそうな声で
魘
(
うなさ
)
れるように云った。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
(うむ、)といって長く
呼吸
(
いき
)
を引いて
一声
(
ひとこえ
)
、
魘
(
うなさ
)
れたのは
婦人
(
おんな
)
じゃ。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そのくせ
夜
(
よる
)
になると
魘
(
うなさ
)
れたり
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
▼ もっと見る
(うむ、)といつて
長
(
なが
)
く
呼吸
(
いき
)
を
引
(
ひ
)
いて一
声
(
こゑ
)
、
魘
(
うなさ
)
れたのは
婦人
(
をんな
)
ぢや。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
魘
漢検1級
部首:⿁
24画