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馬廻
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うままわり
ふりがな文庫
“
馬廻
(
うままわり
)” の例文
且つ、「格別の御詮議を以て
御納戸組
(
おなんどぐみ
)
馬廻
(
うままわり
)
格に加入仰付られ候事」というので無上の面目を施して退出した。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
式を
行
(
おこな
)
った翌日から、夫婦は終日渋江の家にいて、
夜更
(
よふ
)
けて矢川の家へ寝に帰った。この時文一郎は
新
(
あらた
)
に
馬廻
(
うままわり
)
になった年で二十九歳、陸は二十三歳であった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
馬廻
(
うままわり
)
の
某
(
なにがし
)
とかいう若者で、笠井忠也ではなかった。しかしその男は云った。
艶書
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それは
大島政平
(
おおしままさへい
)
と云うお
馬廻
(
うままわり
)
であった。
海神に祈る
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
数寄者を驚かす
凝
(
こ
)
った一構え……如何にも三百五十石の
馬廻
(
うままわり
)
格には過ぎた
風情
(
ふぜい
)
であった。
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
これより
下
(
しも
)
は
二人立
(
ににんだち
)
、三人立等となり、遂に
馬廻
(
うままわり
)
以下の一統礼に至るのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
馬廻
(
うままわり
)
以上は
長上下
(
なががみしも
)
、
徒士
(
かち
)
は
半上下
(
はんがみしも
)
である。
下々
(
しもじも
)
の者は
御香奠
(
ごこうでん
)
を拝領する。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“馬廻”の解説
馬廻(うままわり)は、騎馬の武士で、大将の馬の周囲(廻り)に付き添って護衛や伝令及び決戦兵力として用いられた武家の職制のひとつ。平時にも大名の護衛となり、事務の取次ぎなど大名の側近として吏僚的な職務を果たすこともあった。武芸に秀でたものが集められたエリートであり、親衛隊的な存在であったとされる。
(出典:Wikipedia)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“馬廻”で始まる語句
馬廻役
馬廻格