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饗応
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ふるま
ふりがな文庫
“
饗応
(
ふるま
)” の例文
旧字:
饗應
かういつた風で、いつも
偽物
(
ぎぶつ
)
に箱書をしたり、薄茶でも一服
饗応
(
ふるま
)
はれると、出先で直ぐ席画を
描
(
か
)
いたりするので、家族連の心配は一
通
(
とほり
)
でない。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そこにはお茶の
支度
(
したく
)
も出来ていて、サンドウィッチや
鮓
(
すし
)
や菓子が
饗応
(
ふるま
)
われた。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
宴会といふのはマシウス教授が主人役で、客を
饗応
(
ふるま
)
つたといふ意味ではない。大学教授は米国でも日本と同じやうにさうさう御馳走をしさうにない。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
年越し
蕎麦
(
そば
)
を父と妹に
饗応
(
ふるま
)
ひながら、晴代は
上方言葉
(
かみがたことば
)
で自分を
嗤
(
わら
)
つた。
のらもの
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「へえ、そんなにお茶が好きなのかい。」と伝右衛門は感心したやうに首を
掉
(
ふ
)
つた。「そんなだつたら
家
(
うち
)
へ来れば浴びる程お茶を
饗応
(
ふるま
)
つてやるのに。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
秋も丁度半ばで、田舎家の軒に柿の実が
紅
(
あか
)
く色づくやうになつた。——柿といへば、例の上野寛永寺の
開山
(
かいさん
)
天海僧正が、ある時将軍家光の御前へ出た時、柿の実を
饗応
(
ふるま
)
はれた事があつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“饗応”の意味
《名詞》
酒食などを提供してもてなすこと。
(出典:Wiktionary)
饗
漢検準1級
部首:⾷
22画
応
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“饗応”で始まる語句
饗応役
饗応奉行
饗応振