トップ
>
饅頭笠
>
まんぢゆうがさ
ふりがな文庫
“
饅頭笠
(
まんぢゆうがさ
)” の例文
この娘が手甲
脚絆
(
きやはん
)
に
負摺
(
おひづる
)
を背負つて、
饅頭笠
(
まんぢゆうがさ
)
に顏を隱したとしても、その
楚々
(
そゝ
)
たる姿や青春の美しさが沁み出るやうな
御詠歌
(
ごえいか
)
の聲や
銭形平次捕物控:250 母娘巡礼
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
不図
(
ふと
)
、その線路の
側
(
そば
)
で、
饅頭笠
(
まんぢゆうがさ
)
を冠つて居る例の番人に逢つた。私は
身
(
からだ
)
を
縮
(
すく
)
めずに其番小屋の側を通れなかつた。
突貫
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
霙
(
みぞれ
)
は
蕭々
(
しと/\
)
降りそゝいで居た。橇曳は
饅頭笠
(
まんぢゆうがさ
)
を冠り、
刺子
(
さしこ
)
の手袋、
盲目縞
(
めくらじま
)
の股引といふ風俗で、一人は梶棒、一人は後押に成つて、互に呼吸を合せ
乍
(
なが
)
ら曳いた。『ホウ、ヨウ』の掛声も起る。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
饅
漢検1級
部首:⾷
20画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
笠
漢検準1級
部首:⽵
11画
“饅頭”で始まる語句
饅頭
饅頭屋
饅頭形
饅頭焼
饅頭谷
饅頭型
饅頭塚
饅頭山
饅頭風
饅頭茸