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頸低
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うなだ
ふりがな文庫
“
頸低
(
うなだ
)” の例文
銀次が無言のまま頭を下げてお金と徳利を受取ると、小女はよろめくように潜戸の端に
凭
(
よ
)
りかかって
頸低
(
うなだ
)
れた。
骸骨の黒穂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
悲し気に
頸低
(
うなだ
)
れると、今まで大切に抱えていた鍬を力なく取落して、自分の部屋へ引込んで行った……というのが、この遺言書に出ている呉一郎の治療順序の説明だ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
思い出したように
頸低
(
うなだ
)
れた者が四五人。軍服の袖を顔に当ててススリ
泣
(
なき
)
を初めた者が二三人……。
戦場
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
その顔を草川巡査は穴の明く程凝視したので、一知はイヨイヨ青くなって
頸低
(
うなだ
)
れた。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そうして一方は元気よく、勝誇ったように……一方は
屠所
(
としょ
)
の羊のように、又は死の投影のように
頸低
(
うなだ
)
れて、気絶した仲間を
扶
(
たす
)
け起し扶け起し、月光の真下で別れ別れになって行った。
戦場
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
そのうちにダンダン感動して来ると、藤六の血色のいい顔が蒼白く
萎
(
しな
)
びて、眉間に深い
皺
(
しわ
)
が刻み出されて、やがてガックリと
頸低
(
うなだ
)
れると、涙らしいものをソッと拭いているような事もあった。
骸骨の黒穂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
シオシオと
頸低
(
うなだ
)
れて出て行った。外はモウ
真暗
(
まっくら
)
になっていた。
芝居狂冒険
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
頸
漢検準1級
部首:⾴
16画
低
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
“頸”で始まる語句
頸
頸筋
頸飾
頸脚
頸動脈
頸城
頸部
頸輪
頸窩
頸垂