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頬冠
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ほっかぶ
ふりがな文庫
“
頬冠
(
ほっかぶ
)” の例文
お隅の萎れた身体は
鞍
(
くら
)
の上に乗せ、足は動かさないように
聢
(
しっか
)
と馬の胴へ
括付
(
くくりつ
)
けました。
母親
(
おふくろ
)
は
油火
(
カンテラ
)
を突付けて見せる——お隅は編笠、源は
頬冠
(
ほっかぶ
)
りです。坂の上り口まで父親に送られて、出ました。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それまでの御高札には、第一条に、忠孝文武ヲ相励ムベキコト——とあったのを、今のように、親子兄弟、
相睦
(
アイムツ
)
ミ、
各
(
オノオノ
)
奉公ニ、精出スコト……と書き直して、御高札が、
頬冠
(
ほっかぶ
)
りしてしまったわけだ
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
頬
部首:⾴
15画
冠
常用漢字
中学
部首:⼍
9画
“頬”で始まる語句
頬
頬杖
頬張
頬被
頬辺
頬骨
頬白
頬髯
頬桁
頬笑