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領元
ふりがな文庫
“領元”の読み方と例文
読み方
割合
えりもと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えりもと
(逆引き)
真紅
(
まっか
)
になった面をあげて、キラリと光った眼に一生懸命の力を現わして老主人の顔を一寸見たが、
忽
(
たちま
)
ちにして
崩
(
くず
)
折
(
お
)
れ伏した。髪は
領元
(
えりもと
)
からなだれて、末は乱れた。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そして踏み脱いでいた布団を、又
領元
(
えりもと
)
まで引き寄せて、
腮
(
あご
)
を
埋
(
うず
)
めるようにして、又寐入る刹那には、
朧
(
おぼろ
)
げな意識の上に、見果てぬ夢の名残を惜む情が漂っていた。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
よ、よ、と雪江さんが掛声をして障子を明けようとするけれど、
開
(
あ
)
かないのを、私は飛んで行って力任せにウンと引開けた。何だか
領元
(
えりもと
)
からぞくぞくする程嬉しい。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
領元(えりもと)の例文をもっと
(5作品)
見る
領
常用漢字
小5
部首:⾴
14画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
“領”で始まる語句
領
領袖
領地
領分
領巾
領主
領土
領域
領伏
領家
“領元”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
三遊亭円朝
幸田露伴
森鴎外