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面通
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めんどお
ふりがな文庫
“
面通
(
めんどお
)” の例文
この土地は
初
(
はつ
)
の
旅人
(
たびにん
)
、しかも、関東生粋のしたたか者——そういう
面通
(
めんどお
)
しを、凄味たっぷりで
利
(
き
)
かせて、玉井金五郎脅迫を買って出た。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
「まずは、おれ一人で、
鄆城県
(
うんじょうけん
)
へ急ぎ、県の役署と万端を打合せておく。大勢の捕手組その他は、
面通
(
めんどお
)
しの者を帯同して、後からこい」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼女らの前を、
数珠
(
じゅず
)
つなぎにした多治見の家来や土岐の召使が、
面通
(
めんどお
)
しのために、何度も曳かれた。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それに、なお、犯人の
面通
(
めんどお
)
し(容貌の鑑定)のためには、さきに
生辰綱
(
しょうしんこう
)
輸送の行に加わり、その後、証人として奉行所に居残っていた
強力
(
ごうりき
)
の兵三名を現地へ同伴して行くなどの用意もあった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“面”で始まる語句
面
面白
面影
面目
面持
面喰
面倒
面色
面長
面当