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面貌
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おもて
ふりがな文庫
“
面貌
(
おもて
)” の例文
年紀
(
としのころ
)
は二十七八なるべきか。やや
孱弱
(
かよわ
)
なる
短躯
(
こづくり
)
の男なり。
頻
(
しきり
)
に
左視右胆
(
とみかうみ
)
すれども、
明々地
(
あからさま
)
ならぬ
面貌
(
おもて
)
は
定
(
さだ
)
かに認め難かり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
線を
為
(
な
)
し、筋を為し、円を描き、方形を
形成
(
かたちづく
)
り、流れ
凝
(
こご
)
り、紙帳の
面貌
(
おもて
)
は、いよいよ怪異を現わして来た。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
面貌
(
おもて
)
は深い
熊谷笠
(
くまがいがさ
)
に隠して
唇元
(
くちもと
)
も見せないが、
鉄納戸
(
てつなんど
)
の紋服を着た肩幅広く、石織の帯に大鍔の大小を
手挟
(
たばさ
)
み、
菖蒲革
(
しょうぶがわ
)
の足袋に草履がけの音をぬすませ、ひたひたと一巡りしてから
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“面貌”の意味
《名詞》
面 貌(めんぼう、めんみょう)
顔つき。容貌。
(出典:Wiktionary)
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
貌
常用漢字
中学
部首:⾘
14画
“面貌”で始まる語句
面貌痩