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靡然
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びぜん
ふりがな文庫
“
靡然
(
びぜん
)” の例文
ああわが邦人の美術文学に対する鑑識の極めて狭小薄弱なる
一度
(
ひとた
)
び新来の珍奇に
逢著
(
ほうちゃく
)
すれば世を挙げて
靡然
(
びぜん
)
としてこれに
赴
(
おもむ
)
き、また自己本来の特徴を顧みるの余裕なし。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ブウシエを
哂
(
わら
)
つて俗漢と
做
(
な
)
す。
豈
(
あに
)
敢
(
あへ
)
て難しとせんや。
遮莫
(
さもあらばあれ
)
千年の
後
(
のち
)
、天下
靡然
(
びぜん
)
としてブウシエの
見
(
けん
)
に
赴
(
おもむ
)
く事無しと云ふ可らず。
白眼
(
はくがん
)
当世に
傲
(
おご
)
り、
長嘯
(
ちやうせう
)
後代を待つ、
亦
(
また
)
是
(
これ
)
鬼窟裡
(
きくつり
)
の生計のみ。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
靡
漢検1級
部首:⾮
19画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“靡”で始まる語句
靡
靡爛
靡娜
靡曼
靡葉
靡並而有
靡爛瓦斯