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霧散
ふりがな文庫
“霧散”の読み方と例文
読み方
割合
むさん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むさん
(逆引き)
打ち揚げておかねば、せっかくな気運も、一時だけで、
霧散
(
むさん
)
してしまおう。……何といっても、みかど(後醍醐)のご遠島は、宮方の大きな
沮喪
(
そそう
)
であったからな
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
勝家は身をもって
遁
(
のが
)
れたが、勝家の
羽翼
(
うよく
)
であった全軍は、完全に
潰滅
(
かいめつ
)
し
霧散
(
むさん
)
し去った。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
嘆息
(
たんそく
)
は彼の癖であった。何事にまれ胸中を打ち割って他に語るとか、憂いを
磊落
(
らいらく
)
に
霧散
(
むさん
)
してしまうとかいうことのできない彼は、それを独り——ああという一語によってせめてもの
自慰
(
じい
)
としていた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
霧散(むさん)の例文をもっと
(3作品)
見る
“霧散”の意味
《名詞》
霧のように散って無くなること。
(出典:Wiktionary)
霧
常用漢字
中学
部首:⾬
19画
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
“霧”で始まる語句
霧
霧雨
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