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雑然
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ごちゃごちゃ
ふりがな文庫
“
雑然
(
ごちゃごちゃ
)” の例文
旧字:
雜然
何で眼を醒ましたのかと思って、ボンヤリしていると果せる
哉
(
かな
)
だ。コンナ風に
雑然
(
ごちゃごちゃ
)
聞えて来る騒音の中のドレか一つが起している。
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
其様
(
そん
)
な時には
彼
(
あれ
)
は友禅メリンスというものだか、
縮緬
(
ちりめん
)
だか、私には分らないが、何でも赤い模様や黄ろい
形
(
かた
)
が
雑然
(
ごちゃごちゃ
)
と附いた
華美
(
はで
)
な
襦袢
(
じゅばん
)
の袖口から、少し
紅味
(
あかみ
)
を帯びた、白い、
滑
(
すべっ
)
こそうな
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
今日までの代の
変遷
(
うつりかわり
)
を見せる一種の展覧会、とでも言ったような具合に、あるいは人間の無益な努力、
徒
(
いたずら
)
に流した涙、滅びて行く名——そういうものが
雑然
(
ごちゃごちゃ
)
陳列してあるかのように見えた。
並木
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“雑然”の意味
《名詞》
いろいろ入り雑じっていること。整頓されずまとまりがないこと。
(出典:Wiktionary)
雑
常用漢字
小5
部首:⾫
14画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“雑然”で始まる語句
雑然紛然