“陽陰”の読み方と例文
読み方割合
ひかげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
障子を開けると、縁先に南天の赤い実は見えるが、仰ぐと、陽陰雨樋から下がっている氷柱は、のように、この頃では、溶けた日がない。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「根津というところは、土地が低いから、陽陰は何時でも此通りだ、うっかり曲者も歩けやしない」
と、茶の催しや、書画骨董の交わりの席に誘って見ても、いつも、頭が痛いとか、気分がすすまぬとか云って、陽陰の部屋を好む左兵衛佐であった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)