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陸奥紙
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みちのくがみ
ふりがな文庫
“
陸奥紙
(
みちのくがみ
)” の例文
旧字:
陸奧紙
その夜平中は席にいたゝまれない心持で暫く席を外していたのであったが、昔の恋人が時平に
拉
(
らっ
)
し去られるのを見ては
怺
(
こら
)
えきれなくなったのであろう。あり合う
陸奥紙
(
みちのくがみ
)
に
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
陸奥紙
(
みちのくがみ
)
に包みし細身の
剃刀
(
かみそり
)
こそ
出
(
い
)
づるなれ。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
源氏物語
末摘花
(
すえつむはな
)
の巻の終りの方に、「いといとほしと
思
(
おぼ
)
して、寄りて
御硯
(
おんすゞり
)
の
瓶
(
かめ
)
の水に
陸奥紙
(
みちのくがみ
)
をぬらしてのごひ給へば、平中がやうに色どり添へ給ふな、赤からんはあへなんと
戯
(
たはぶ
)
れ給ふ
云々
(
うんぬん
)
」
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
陸
常用漢字
小4
部首:⾩
11画
奥
常用漢字
中学
部首:⼤
12画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
“陸奥”で始まる語句
陸奥
陸奥守
陸奥国
陸奥出
陸奥丸
陸奥湾
陸奥宗光
陸奥路
陸奥塙
陸奥福堂