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陸地
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くがじ
ふりがな文庫
“
陸地
(
くがじ
)” の例文
おつつがなく帝を
陸地
(
くがじ
)
へお上げするまでは、岩松の党が、夜見ヶ浜から美保ヶ関の御前島へかけて幾十そうも
船手
(
ふなで
)
を潜ませておりまする。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ああ、この痛々しい足どり——だが、今となっては誰を
怨
(
うら
)
もうようもあるまい。十種香の謙信でさえが、「塩尻までは
陸地
(
くがじ
)
の
切所
(
せっしょ
)
、油断して不覚を取るな」
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
大空
隈
(
くま
)
なく晴れ都の空は
煤煙
(
ばいえん
)
たなびき、沖には
真帆
(
まほ
)
片帆
(
かたほ
)
白く、房総の
陸地
(
くがじ
)
鮮
(
あざ
)
やかに見ゆ、
射
(
さ
)
す日影、そよぐ潮風、げに春ゆきて夏来たりぬ、楽しかるべき夏来たりぬ
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
陸地
(
くがじ
)
を辿って行くことにしよう
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“陸地(
陸
)”の解説
陸(りく)とは、地球の表面のうち海水に覆われていない部分を指す。陸地(りくち)ともいう。対義語は海。
(出典:Wikipedia)
陸
常用漢字
小4
部首:⾩
11画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“陸地”で始まる語句
陸地測量部
陸地測量隊