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院代
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いんだい
ふりがな文庫
“
院代
(
いんだい
)” の例文
一月寺の
貫主
(
かんす
)
は年のうち大抵、江戸の出張所に住んでいる。
院代
(
いんだい
)
がいるにはいるが、これはほとんど寺のことには無頓着で、
短笛
(
たんてき
)
を
弄
(
ろう
)
して遊んでいる。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
当行学院御院主、昨秋
来
(
らい
)
関東
御巡錫中
(
ごじゅんしゃくちゅう
)
の故を以て、その留守を預かる
院代
(
いんだい
)
玄長
(
げんちょう
)
と申す者じゃ。邪魔立て致すとは何を暴言申さるるか、霊地の庭先荒さば
仏罰
(
ぶつばつ
)
覿面
(
てきめん
)
に下り申すぞッ
旗本退屈男:06 第六話 身延に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
これは、上野
宿坊
(
しゅくぼう
)
の
院代
(
いんだい
)
へ問い合せた上、早速愛染院に書き直させた。第三に、八月上旬、屋敷の広間あたりから、夜な夜な大きな怪火が出て、芝の方へ飛んで行ったと云う。
忠義
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「花を持って来たよ、これをおばさんの店で売るといいや、
院代
(
いんだい
)
さんにことわってうろ抜いて来たんだよ」
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“院代”の意味
《名詞》
院家、院主の職務代行者。
寺院の住職を代理となるもの。
普化宗寺院の住職。
(出典:Wiktionary)
院
常用漢字
小3
部首:⾩
10画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“院”で始まる語句
院
院宣
院長
院内
院主
院本
院化
院子
院司
院外