阿爺ちゃん)” の例文
今年は豆類其他で千円も収入みいりがあろうと云うことであった。細君の阿爺ちゃん遙々はるばる讃岐さぬきから遊びに来て居る。宮崎君の案内で畑を見る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
土間の入口で、阿爺ちゃんの辰さんがせっせと饂飩粉うどんこねて居る。是非ぜひあがれと云うのを、後刻とふりきって、大根を土間に置いて帰る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
岩公の阿爺ちゃん体格なりは小さい人の好いじいさんだが、昔は可なり遊んだ男で、小供まで何処かイナセなところがある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)