“阿武隈”の読み方と例文
読み方割合
あぶくま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おしいかな、阿武隈あぶくま川の川筋は通らなかった。が、県道へかかって、しばらくすると、道の左右は、一様に青葉して、こずえが深く、枝が茂った。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
川内せんだい』『那珂なか』『阿武隈あぶくま』——そんな五千トンぐらいの軽巡洋艦が、見はり役になって、紅玉島の近くまで出かけている。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
阿武隈あぶくま河口以北の地はあるいは海運を主としたであろうが、伊達だて信夫しのぶ以南会津、白河等の地方にあっては、米も人もことごとく陸路まずこの地に至り
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)