トップ
>
阻
>
さまた
ふりがな文庫
“
阻
(
さまた
)” の例文
然るにわたくしは
曾
(
かつ
)
て昌林院に至りし日雨に
阻
(
さまた
)
げられて墓に
詣
(
まう
)
でなかつた。わたくしは平八郎さんが來た時、これに告ぐるに往訪に意あることを以てした。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
さて広島に帰つた上は、山陽は再び廉塾に託せられるであらう。しかし茶山は既に山陽に倦んでゐて、澹父をして杏坪を
阻
(
さまた
)
げしめむと欲するのだと云ふのである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
しかし事に
阻
(
さまた
)
げられて果さずに岡山に帰つた。そのうち比較的に身分が好いので、
少属
(
せうさくわん
)
に採用せられた。それから当路者と交際して、やう/\外国の事情を聞いた。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
しかしいつも藩主の反感に
阻
(
さまた
)
げられて事が行われなかった。そこで伊沢兄弟と抽斎とは先ず茝庭の同情に
愬
(
うった
)
えて幕府の用を勤めさせ、それを規模にして阿部家を説き
動
(
うごか
)
そうと決心した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“阻”の意味
《名詞》
(ソ)(古)険しいこと。険しい所。
(出典:Wiktionary)
阻
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“阻”を含む語句
悪阻
阻喪
険阻
阻止
阻害
阻礙
阻碍
險阻
阻隔
阻塞気球
惡阻
阻塞気球隊
阻塞
阻格
破阻
市街阻絶
阻絶
阻道
嶮阻
阻隘
...