トップ
>
閣上
>
かくじょう
ふりがな文庫
“
閣上
(
かくじょう
)” の例文
閣上
(
かくじょう
)
の
源氏
(
げんじ
)
の
間
(
ま
)
には、一
穂
(
すい
)
の
燈火
(
ともしび
)
、
切燈台
(
きりとうだい
)
の
油
(
あぶら
)
を
吸
(
す
)
いつくして、ジジジと泣くように
明滅
(
めいめつ
)
している。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大将
伊那丸
(
いなまる
)
も
幕
(
とばり
)
をはらってそれへきたが、
閣上
(
かくじょう
)
の呂宋兵衛は、いちはやく屋根の上へとびうつり、九
輪
(
りん
)
の
根
(
ね
)
もとに身をかがめてしまったので、
遠矢
(
とおや
)
を
射
(
い
)
かけるすべもない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だれもみな、
表
(
おもて
)
のそうどうに走りだして、
侍部屋
(
さむらいべや
)
には人のおらぬようすだが、それではならぬ、源氏閣の上にも思わぬ
変事
(
へんじ
)
じゃ、すぐ十名なり二十名なりを
呼
(
よ
)
びかえして、
閣上
(
かくじょう
)
のようすを
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
閣
常用漢字
小6
部首:⾨
14画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“閣”で始まる語句
閣下
閣
閣老
閣門
閣前
閣外
閣廊
閣竜
閣臣
閣裡