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閑文字
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かんもじ
ふりがな文庫
“
閑文字
(
かんもじ
)” の例文
己
(
じぶん
)
が夕刊の
閑文字
(
かんもじ
)
として連載している
店頭
(
みせさき
)
のぞ記と云うような記事の中に、そこのことを書いてやることにして、写真機を販売している店の番頭から弍拾円の小遣をもらったうえに
文妖伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
急ぐ用事でもないが、色々話しがあるから、この手紙が着いたら来てくれろと書いて、あとには京都の花がまだ早かったの、急行列車が一杯で窮屈だったなどという
閑文字
(
かんもじ
)
が数行
列
(
つら
)
ねてある。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
もしこの事がなかったなら、わたくしは今日のように、老に至るまで
閑文字
(
かんもじ
)
を
弄
(
もてあそ
)
ぶが如き
遊惰
(
ゆうだ
)
の身とはならず、一家の
主人
(
あるじ
)
ともなり親ともなって、人間並の一生涯を送ることができたのかも知れない。
十六、七のころ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
閑
常用漢字
中学
部首:⾨
12画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
字
常用漢字
小1
部首:⼦
6画
“閑”で始まる語句
閑
閑人
閑暇
閑寂
閑却
閑静
閑雅
閑話休題
閑古鳥
閑散