“閑役”の読み方と例文
読み方割合
かんやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
残務に当っている一部の者は、極端な劇務げきむわれ、閑役かんやくの者は、門扉もんぴを閉めきって、主君のに服しているほか、なす事もなかった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも急速にその実現をはかり、猛烈な暗躍を行っている形跡けいせきがあるのだ。——それにたいして、いったい、われわれご隠居附の閑役かんやくに置かれている微臣が、何で対抗する力があるか。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「このところ、毎日閑役かんやく、一あるきして来ぬと、腹が減らぬ」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)