開扉かいひ)” の例文
周知のごとくこのみ仏は、明治時代になってフェノロサによって見出みいだされるまで、数百年の間、全身に白い布をまかれ、秘仏として開扉かいひされずにあった。人々はこの観音ののろいを畏れていたという。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
何と、こんな中へ開扉かいひが頼まれますものですか。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
開扉かいひ。侵入。来意。
開扉かいひします」
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)