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門番
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コンシエルジユ
我が大詩人を知らないとは
怪しからんと同行の内藤理学士に
囁き
乍ら、内に
入つて
門番の婆さんに尋ねると、
愛嬌の好い
田舎気質を保つて居る婆さんは
下の室の窓から季節外れの
淡紅色の
裳を
穿いた十七八の娘が首を出して居たので「詩人は
居られるか」と問ふと「知りません、
門番にお聞きなさい」と甚だ
素気ない返事をする。
門番のお
上の
顔が
僕を
見て
微笑んだ
“門番”の意味
《名詞》
門 番(もんばん)
門(建物・施設の門(出入口)、都市・街の門の、両方を含む)を見張る人。或いは、門を管理する人。または、それらの当番。
(出典:Wiktionary)