長跪ちょうき)” の例文
その時梵王天の香油を以て大迦葉尊者の身にそそぎ、大犍稚だいかんちを鳴らし大法螺おおぼらを吹く音を聞いて、大迦葉すなわち滅尽定めつじんじょうよりめ、衣服を斉整して長跪ちょうき合掌し
級尽レバ則チ神祠ニシテ結構すこぶる壮麗ナリ。尸祝ししゅくニ就イテ幣物へいもつヲ進ム。烏帽うぼう祭服ノ者出デヽ粛トシテ壇上ニク。余長跪ちょうき黙祷もくとうシテ曰ク皇上万寿無疆むきょうナレ。今ワガ部内年穀ノ登ルアリ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)