長男むすこ)” の例文
や、左様さうばかりも言へないでせう、現に高等学校に居る剛一と云ふ長男むすこの如きも、数々しば/\拙宅うちへ参りますが、実に有望の好青年です、父親おやの不義に慚愧ざんきする反撥力はんぱつりよくが非常にさかん
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ことに其日山木の娘の梅子と云ふのと密会したのは何故であるか、其上に山木の長男むすこの剛一と云ふのなどは常に篠田の家へ出入でいりして居るでは無いか——ことに君等は知らぬであらうが
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)