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長汀
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ちやうてい
ふりがな文庫
“
長汀
(
ちやうてい
)” の例文
げにや榮華は夢か
幻
(
まぼろし
)
か、
高厦
(
かうか
)
十年にして立てども一朝の煙にだも堪へず、朝夕
玉趾
(
ぎよくし
)
珠冠
(
しゆくわん
)
に
容儀
(
ようぎ
)
正
(
たゞ
)
し、
參仕
(
さんし
)
拜趨
(
はいすう
)
の人に
册
(
かしづ
)
かれし人、今は
長汀
(
ちやうてい
)
の波に
漂
(
たゞよ
)
ひ、
旅泊
(
りよはく
)
の月に
跉跰
(
さすら
)
ひて
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
あしの
根
(
ね
)
に
近
(
ちか
)
づくと、またこの
長汀
(
ちやうてい
)
、
風
(
かぜ
)
さわやかに
吹通
(
ふきとほ
)
して、
人影
(
ひとかげ
)
のないもの
閑
(
しづ
)
かさ。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
三保
(
みほ
)
の入江にけぶり立ち、
有渡
(
うど
)
の山かげおぼろにして見えわかず、
袖師
(
そでし
)
、清水の
長汀
(
ちやうてい
)
夢の如くかすみたり。世にもうるはしきけしきかな。われは
磯邊
(
いそべ
)
の石に打ちよりてこしかた遠く思ひかへしぬ。
清見寺の鐘声
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
“長汀”の意味
《名詞》
長くどこまでも続く汀。
(出典:Wiktionary)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
汀
漢検準1級
部首:⽔
5画
“長汀”で始まる語句
長汀曲浦