“鑒(み)” の例文
侍「いや是は手前が此の刀屋で買取ろうと存じまして只今中身(なかご)を鑒(み)て居ました処(ところ)へ此の騒ぎに取敢(とりあ)えず罷出(まかりで)ましたので」
又施済(ほどこし)は隠れて為すべきである、右の手の為すことを左の手に知らしむべからずである、然れば隠れたるに鑒(み)たまう神は天使と天の万軍との前に顕明(あらわ)に報い給うべしとのことである(同六章四節)
隠微(かくれ)たるに鑒(み)たまう神様よ。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
今此のお侍も本当に刀を鑒(み)るお方ですから、先(ま)ず中身(なかご)の反(そ)り工合(ぐあい)から焼曇(おち)の有り無しより、差表(さしおもて)差裏(さしうら)、鋩尖(ぼうしさき)何や彼(か)や吟味致しまするは、流石(さすが)にお旗下(はたもと)の殿様の事ゆえ、通常(なみ/\)の者とは違います。