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鋳込
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いこ
ふりがな文庫
“
鋳込
(
いこ
)” の例文
旧字:
鑄込
それはなにかといえば、既成の流派の形に
鋳込
(
いこ
)
まれなかったことである。彼の剣法には従って形も約束も、また極意も何もない。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さりとて信仰なしに宗教の規範や形式に自身を
鋳込
(
いこ
)
むのも空々しかったし、何か学術の研究に没頭するというのも、柄にないことであった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
女房お
綾
(
あや
)
が死んだ後は、その唯一の形見の
金簪
(
きんかんざし
)
を
鋳込
(
いこ
)
んで大きい鈴を作り、自分の仕事部屋に掛けて、朝夕清澄な
音
(
ね
)
を楽しんでおりましたが、ある夜賊が入って、芳村道斎を斬った上
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と源三郎は、
鯱
(
しゃち
)
が
鉛
(
なまり
)
を
鋳込
(
いこ
)
まれたように、真っ四角にかたくなって
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
鋳
常用漢字
中学
部首:⾦
15画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“鋳”で始まる語句
鋳
鋳物
鋳型
鋳掛屋
鋳物師
鋳造
鋳潰
鋳出
鋳直
鋳金