“鋳込”のいろいろな読み方と例文
旧字:鑄込
読み方割合
いこ80.0%
いこみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはなにかといえば、既成の流派の形に鋳込いこまれなかったことである。彼の剣法には従って形も約束も、また極意も何もない。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さりとて信仰なしに宗教の規範や形式に自身を鋳込いこむのも空々しかったし、何か学術の研究に没頭するというのも、柄にないことであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
九ポの方は、もう大ぶ磨滅したから、鋳込いこみ直しをしなければならない。