“銀玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎんだま50.0%
ぎんぎょく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの高い棚の上にあった銀玉ぎんだまはきっと真中から二つに割れるボンボン入れのようなものであったろう。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
唯一つ、背の低い私にはちょっと手の届きかねる高い棚の上に、直径が七八センチもあろうと思われる大きい銀玉ぎんだまが載っていた、その銀玉は、黒縮緬くろちりめんらしい厚い座布団ざぶとんを敷いてにぶい光を放っていた。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのくびたまをおどりこえて、目の前へ、軽業師かるわざしのようにモンドリ打ったものを見ると、どうだろう、思いがけない、まッくろな烏猫からすねこ、くびわに銀玉ぎんぎょくくさりをかけ、十をつけているではないか。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)