“鉄串”の読み方と例文
読み方割合
かなぐし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沢山の肉を焼く時にはその味を浸込しみこませるため鉄串かなぐしはしでポツポツと肉へあなを明けてもようございます。最初から一時間と二十分位焼けば豚のロースが出来ます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
一かかえもあるほどな大きな七輪しちりんへ、赫々と炭をおこして、長い鉄串かなぐしへ幾切もの粕漬かすづけの塩鮭を並べて居る、焼けて溶け落ちる塩鮭の油が炭火に焦げて、ぷんぷんと香ばしい匂をたてるのであった。
かやの生立 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)